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普蔵寺日記 曹洞宗 愛知 寺院
普蔵寺日和

題名 日付
普蔵寺日和 第二回目  『愛語』 2008.08

「愛語(あいご)は愛心よりおこる、愛心は慈心を種子(しゅうじ)とせり」

人を生かし、人を仏道に導く言葉が愛語です。
愛語は人を愛することにはじまります。
人を愛するとは、無限の縁(えん)の中で支え支えられているお互いを自覚し、
慈しみあう心を根本とします。

現代ほど言葉の乱れた時代があったでしょうか。

粗雑な言葉は世の乱れを生み、愛心なく慈心のない生命(いのち)を軽視した社会に
拍車をかけます。
言葉は思いのあらわれであり、単なる言語や伝達手段ではありません。
自らの人格を宿し、自らの人格をつくるのです。

一語一語を大切にしなければなりません。

現実に、家庭も国際社会も言葉で動いているのです。
好ましい関係は好ましい言葉によって結ばれます。
赤子(あかご)を前にして限りなく優しくなれるその心で、共に語り合いましょう。

徳ある行いは素直に讃え、徳至らぬときにこそ慈しみを忘れてはなりません。

曹洞宗が掲げるスローガン「人権・平和・環境」の実現は、毎日の生活から
かけ離れたところにあるのではありません。
愛語の実践が、柔らかにして他を思いやる自己を育て、ひいては人権を尊重し、
平和を願い、環境に思いがいたる人を育むのです。

お釈迦さまの教えを受け継ぎ、正しい信仰に生きる私たちの愛語の実践が、
慈しみあふれる社会を築く第一歩なのです。

日々(にちにち)、愛語を心がけてまいりましょう。

南無釈迦牟尼仏

曹洞宗 管長 福山諦法

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